世の中の接着剤になりたい20代パパの独学

難関資格試験に独学合格するための工夫点とかをお伝えしていきます

データベーススペシャリスト試験 合格記

情報処理技術者試験データベーススペシャリスト試験(DB)に合格しました。高度区分におけるテクノロジー系分野であり知識以上に論理力が試されます。自身の振り返りと今後受験される方へのアドバイスを記したいと思います。

合格までのステップ

受験2回目(2019春)に午前I免除で合格しました。

ITパスポートから応用情報技術者情報セキュリティスペシャリスト(2015年春)、エンベデッドスペシャリスト(2017年春)に合格済スペックでの挑戦でした。

使用した参考書・過去問集

「情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版(Kindle)」を教科書として使いました。迷ったら本書のみの対策でよいと思います。理由は以下です。

  • 出題傾向に沿った紙面構成
    ⇒高頻度のものは本編収録、低頻度のものはWeb上でPDF形式提供
  • 過去十数年分の丁寧な過去問解説付(Webよりダウンロード可)
    ⇒本編と収録順や解答ロジックが連動していて勉強しやすい

高度区分に初挑戦の人は、学習方法や解答テクニックも大変参考になると思います。他のテクノロジー系高度区分に合格済の方は、記述式の書き方対策が身についていると思いますので、流し読み程度で十分です。

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2018年版

 

 

副読本としてポケスタを使ってました(直前学習は大半がポケスタ)。ポケスタは基礎知識をクイックに反復学習できて、午後I解答ロジックが体系的に身に付きやすく整理されています。初年度は午後Iで落ちた関係もあり、この午後I解答ロジックは重宝しました。 

ポケットスタディ データベーススペシャリスト[第2版] (情報処理技術者試験)
 

独学で合格できるがDB設計経験あれば尚良い

応用情報技術者レベルの情報処理教養があれば、独学で合格可の試験です。

日常業務でDBと関わりある方は、「今日の打合せで出てきた話はDB試験の分野でいうと○○になるはず。ちょっと理解が足らないところがあったから、後で単元全体を見直そう」という感じの勉強がおすすめです。試験対策と業務効率向上が同時にできます。

学生の方などDBと関わりが少ない方は、トランザクション処理あたりの必要性がイメージできずに勉強しずらいかもしれません。その場合、パフォーマンスチューニングなどのビジネス事例をネットで検索し、仮想的にDB業務を経験してみてください。正しい値を必要なとき直ぐに得るデータベースづくりは現実的に難易度が高いこと等を知ると、勉強効率が飛躍的に高まると思います。

最後に

わたしはもともと業務側の人間なので、SQLを学ぶモチベーションも特になく、基本情報技術者のときからデータベース関連は捨ててきました。ここ数年は仕事でDBの知見を求められることが増えてきたので、全体感を知るためにも今回DB試験に挑戦しました。いざ勉強を始めるとDBエンジニアの方との会話がスムーズになってきたので、本試験勉強は業務システムに関わる上では大変役に立つと思います。